R6年度のお米のJA買取価格について

今年度のJAの米の買取価格が発表になりました。
昨年よりも3割上がり、60Kgで16,800円になりました。
過去30年で最大の値上げ幅になります。

資材費が高騰しているので、この価格でもようやく一息つけるかどうかというところ。
後は無事の収穫を願うのみです。

思い返せば、令和3年は9,400円でした。
79%の価格上昇率です。

この年は緊急事態宣言が2回発令され、外出が厳しく制限された年でした。コメの需要も低迷し、買取価格は過去最低を記録しました。
父が他界し、米作りがすべて自分の手にゆだねられた年でもありました。

機材を持たない僕のような零細農家は、刈り取りなどの委託費用が重くのしかかります。
手放したいと思っても、この時期はみんなが田んぼを手放していたので、他の農家さんも受け入れできない状況でした。
「田んぼは負の遺産」そう言われていました。

辞めるか、無理くり処分するか、それでも続けるか。
この3択しかありませんでした。

同じように逆境を耐えてきた農家さんも沢山いると思います。
引き続き、応援をよろしくお願いします。