猫の引き戸対策

農園にはベルとクーの2匹の保護猫がいます。
猫は農家にとって大事なパートナー。存在だけで鼠が寄ってこなくなるのです。

頼もしい猫たちなのですが、困ったことに作業小屋の引き戸を開けてしまいます。
これでは野生動物が侵入し放題ということで、対策を行いました。
ご家庭での”猫様が引き戸を開けちゃって困る”問題の参考にもなると思います。


対策1 Vピタ フラットレール
鴨居に取り付ける弧状の金具です。金具がバネの役割を果たし引き戸の跳ね返りを防止します。
引き戸がきつくなるため、猫が開けれなくなります。
対策しても見た目にわからず、一つ100円程度でリーズナブル。
隙間が大きい場合は、薄い板を金具と鴨居の間に取り付けるなどの調整が必要です。

Vピタ フラットレール
取り付けた様子

■ 対策2 ローラーキャッチ
Vピタ金具は両開きの扉にはうまく使えません。
農園の南側の扉は4枚で構成されており、ガラガラーっと広く開けることができます。
真ん中の2枚は両開きで、閉じる位置も自由に動かせます。
両開きの引き戸には、キャビネットに利用されるローラーキャッチを使いました。
この道具は押戸用なので、そのままでは使えません。垂直に交わることを想定しています。
そのため3Dプリンタで引き戸用に使える簡単な治具を作成しました。
見た目がちょっと悪くなってしまいますが、猫ちゃんの力では開けれなくなりました。

ロータリーキャッチ
3Dモデリングした治具
カチャッと気持ちよく閉まります