コーヒーポッドの取っ手をリペアしてみた話

データ公開中!
https://www.printables.com/model/1787147-nitori-coffee-pot-handle-replacement-repair-part

ニトリで7年くらい前に買った、800円くらいのガラス製コーヒーポッド。長年使っているうちに、経年劣化でハンドル部分が壊れてしまいました。

高いものではないので買い替えてもいいのですが、家具店にそう頻繁に行くわけでもなく、3Dプリンタで治そうかなとも思ったのですが、ポッドのくびれ部分にフィットさせたりビスで固定したり…採寸やらの手間を思うと「面倒だなあ」となかなか動けず。「3Dスキャナーがあれば楽なのに」と思いながら、取っ手のないまま数か月使っていました。不便だけどそれでも使えてしまうのが、逆にリペアへのモチベーションを下げるんですよね。

長年の利用で、洗っても落ちないコーヒー渋がついています。

練習だと思えば、それはそれで楽しい

とはいえ、3Dモデリングの練習だと思えばこれはこれで面白い題材。3Dスキャナーがなくても採寸だけでリペアできれば、それはそれで一つ自信になります。というわけで、休日の午後にチャレンジしてみました。

最初のアプローチは写真撮影から。撮った写真をFusion 360のキャンバスに投影して、くびれ部分の輪郭をなんとなくなぞります。その後、巻き尺で実寸を測り口径を算出しました。使った道具はノギスとスマホと巻き尺だけです。

テストプリントは意外とジャストフィット

輪っかの形が大まかにできたところで、まずはテストプリント。これが意外にもジャストフィット。いけそうな手応えを感じたところで、ハンドル部分もモデリングしていきます。

固定用のネジは倉庫を漁って発掘。プリンタ(MK3.9S)の余りネジ M4×5と、ナット・ワッシャーを見つけてきました。さびないようにステンレス製のものを選定。

倉庫から発掘したステンレスのボルト・ナット・ワッシャー。

手持ちの材料だけで完成

最後は、耐熱性のASAフィラメントで本番プリント。これも余っていたフィラメントです。すべて手持ちの材料だけで、無事リペア完了しました。PET-Gでも80度ぐらいまでしか耐えられませんので、耐熱性はやはりABS系の素材に軍配が上がります。

完成後の姿。ハンドルの色が鮮やか。

買ったほうが手軽で安いのは間違いないのですが、3Dプリンタを持つということは、そういうことじゃないんですよね。壊れたものを手を動かして直す。面倒でも、買ったほうが楽だと思っても「やる」。そういう人生を歩むのですw


3Dプリンタ工房Hectareでは、こんなふうに「壊れてしまったお気に入りの道具、直せないかな」というご相談も承っています。ものによって難易度はさまざまですが、気になる方はお気軽にどうぞ。